徐々にだが、契約が取れるようになる
しかし、自分の中の壁を乗り越えるのは長い道のりだった。
新人ならとにかく営業は登竜門と言えるだろう、私の先輩はとにかく現場主義、
「実践で鍛えてこそ成長出来るのだ」
と崖から突き落とすような勢いで毎日怒鳴られながらも必死に仕事を覚えていこうとしがみついていた。(もうその頃の苦労を考えたら今なら何でも出来ます。)

とりあえず仕事とはどう進めていったらいいのかという基本すら分かっていないし、いくら研修で学んだことでも実際はどれだけ大変なのかを肌で感じて体験しないと本当の営業というものを理解出来ない!

私はちょっとずつ暗い闇を手探りで進みながらやってきた事は、

顔見知りになってもらうこと
(毎日の数をこなして訪問すること。)

信頼してもらえるような努力をすること
(信頼を得るということは並大抵のことではないです。しかし、信頼を得ることが営業をしていて一番の喜びになるということが分かりました。)

・ やはり、仕事なので契約を取っていかなければならない。初めは話を切り出すことに勇気がいったが、徐々に話の中でうまく保険の話につなげていけるように成長できた。
(先輩の考えは正しい!そればっかりとは言えないが、実践していく、場慣れするというのは一番の勉強になった。)

営業っぽいというのはよくないのかもしれないが、私は根っからの体育会系営業タイプではなかったということが功を奏したのだろう。

どちらかと言えばお客さんから可愛がられる(自分で言うのもなんなのだが、そのポジションにいたような気がする)営業マンに育ったようだ。

成績も始めの頃とは比べ物にならないくらいの業績を収められるようになっていった。(その詳しいくだりはまたゆっくり書き留めていきたい。)